■山域、山名 八が岳 横岳中山尾根 赤岳南陵リッジ
■メンバ- CL: たけ、SL: とが
■日程 2025年1月18日-19日
■コ-スタイム(天候)
1日目(無風快晴)
5:30 八が岳山荘→8:00行者小屋→10:30南峰リッジ取り付き→12:00赤岳頂上→13:20行者小屋
2日目(晴れ)
5:40 行者小屋→7:30(ルートミスがあり1時間ほどロスした)中山尾根取りつき→13:30登攀終了(一般登山道)→14:30行者小屋→17:00赤岳山荘
■山行記録
冬の八が岳アルパインクライミング特集の一環として赤岳南峰リッジと横岳西面の中山尾根を登ってきた。
南峰リッジは赤岳主稜と文三郎道の中間に位置するリッジであるため、文三郎道の中岳分岐のやや下からトラバ-スして取り付く。「リッジの弱点を突いて登るルート」とのことなので、登り易そうな所を選んで登っていくが、「どのあたりでロープを出しましょうかね~?」と言っているうちに、アレレ、頂上に着いてしまった。でも、終了点が山頂というのは気持ちの良いもの。とはいえ、お互いに来慣れた赤岳山頂なので、頂上写真も撮らずにそそくさと下山。
今回の本命ルートである中山尾根は下部岩壁と上部岩壁があり、その間を雪稜がつないでいる構成となっている。下部岩壁は正面右手の凹角から入ってリッジに上がり、2ピッチで終了。核心は上部岩壁。最終ピッチは凹角からの抜け口がややかぶっており、かつ、窮屈なので登るのが難しい。トップのたけはフリ-でこれを突破したが、セカンドのとがは時短を目論んで安易にアブミに頼ってしまい、かえって厄介なことになった(最後のアブミを回収できず、ピッチ終了点からたけがロワ-ダウンしてアブミの回収に行く羽目になった。たけさん、スミマセン...)。その後、安全を期してロ-プを2ピッチ出して赤岳~硫黄岳の登山道に出て登攀終了。地蔵尾根から行者小屋に下り、赤岳山荘で野沢菜漬を購入後に樅の湯→小作(ほうとう料理)経由で帰名した。シンドイけれど、冬の登攀はやっぱり充実している。
南陵リッジ
中山尾根